連想ゲームでひとり遊び
ひとり遊びの連想ゲームは、ひとつの言葉から思いついた言葉へ、また次の言葉へと、鎖のようにつないでいく遊びです。 ゲームの形をしていますが、ねらいは思いつくことへの練習や慣れです。
- 思いつくことそのものに慣れる — ためらわず、批判せず、とにかく出す
- 自分の知識・経験を引き出すことに慣れる — 記憶の奥にしまわれた言葉を、関連の糸でたぐりよせる
ThinkTray(.tt.svg)を開いて、まん中にカードを1枚。そこから思いついた言葉を、どんどんカードにして四方へ伸ばしていきます。上のデモでは「旅行」から「行先」「写真」「荷造り」と枝が伸び、「行先」からさらに「海」へ、というように連想がふくらんでいます。
整えない。ただ出す
ルールはゆるく、3つだけです。
- 思いついた順に置く — 並び順も、良し悪しも気にしない
- 批判しない — 「これは関係ないかも」と思っても、いったん置く
- 手を止めない — 出てこなくなったら、少し前のカードに戻って別の方向へ
大事なのは、整理しようとしないことです。マインドマップのようにきれいな木を作る必要はありません。となり合ったカード A と B のあいだに何かつながりがあれば、それで十分。図全体の筋は通っていなくてかまいません。
フリーライティング に似ていますが、あちらは文章を止めずに書き続けます。連想ゲームは単語で、カードが1枚ずつ独立しているぶん、「A から B へ」のつながりだけを見ていればよく、より気軽に続けられます。
くり返すと何が変わるか
問題に気づく、原因を思いあたる、解決策がひらめく——こうしたことは、結局のところ自分のなかにある記憶や経験の引き出しを開ける作業です。まったく知らないことは思いつけません。どこかで見た、聞いた、やったことのある何かが、別の形で手前に出てくるのが「思いつき」です。
ふだん、その引き出しはほとんど閉じています。連想ゲームは、その開け方を反復して練習することです。数をこなすほど、ためらいなく言葉が出るようになり、遠い記憶にも手が届くようになります。
あなたは、一つの言葉からいくつの引き出しを開けることができるでしょうか?
ThinkTrayでのやり方
まん中にカードを1枚置き、出発点になる言葉を書きます。
そのカードを選んだまま Alt+↑ Alt+↓ Alt+← Alt+→(Mac: ⌥↑ など)を押すと、押した向きに矢印付きの新しいカードが生まれ、そのまま入力できる状態になります。言葉を書いて、また Alt+矢印。思いつく限り連打していくと、カードが鎖のように広がります。新しく作ったカードが選ばれた状態が続くので、そのまま次々とつなげられます。
- 枝を戻りたいとき —
Ctrl+↑Ctrl+↓Ctrl+←Ctrl+→(Mac:⌃↑など)で、その向きの一番近いカードへ移動できます。前のカードへ戻ってから、別の向きへAlt+矢印で新しい枝を伸ばします - カードが窮屈になったら —
Shift+F2(Mac:Shift+Enter)で、カードを中身の長さに合わせて整えます - 位置は気にしない — 出しきってOK。カードはあとからドラッグで自由に動かせます
練習として続けるコツ
- 1回で何かを得ようとしない — 準備運動と同じで、繰り返すことに意味があります。5分でいいので、回数を重ねます
- 遠い言葉を歓迎する — すぐ隣の当たり前の言葉より、「なんでこれが出てきたんだろう」という飛躍のほうが、引き出しの奥に手が届いている証拠です
- きれいに並べようとしない — 矢印が交差しても、枝の長さがバラバラでもかまいません
- 拾えたらおまけ — 出てきた言葉が「いま気になっていること」に触れたら、問題を認識する やテキストへの書き出しにつなげてもかまいません。ただし本来の目的は、出すことに慣れることです